自然素材だけでは健康になれない話
残暑が厳しい中、熱中症に注意が必要です。
こんにちは、筑西市の工務店、四つ葉工房です。今回は「自然素材」についてお話ししましょう。
私は家づくりにおいて自然素材が大好きです。自然素材を使った家づくりに取り組んでいる工務店さんのことは、本当に尊敬しています。
しかし、自然素材を前面に押し出す工務店が増えており、その中には信頼性に疑念を抱くところもあります。
家づくりに興味を持つ方は、自然素材を強調する工務店に出会うことがあるでしょう。しかし、自然素材だけで健康になれるわけではありません。
自然素材の共通の特徴として「調質効果」があります。これは室内の湿気を吸収することを指します。
しかし、湿度が少し下がるだけで健康に大きな影響はないでしょう。また、自然素材は部屋の湿度を完全に調整するわけではありません。
珪藻土やヒノキなどの素材がよく使用されますが、その効果は疑問です。
珪藻土の品質も一様ではなく、化学物質を含むものもあります。
ヒノキの森林浴効果は、板材の厚さによって効果が異なり、具体的な効果については不明です。
※断っておきますが、私は珪藻土もヒノキも大好きです。当社の柱は基本的にはヒノキです。
当社では無垢の床板を提供していますが、床は常に接するため、傷や凹みが付きやすいです。しかし、これを「家族の思い出」と捉えれば、家族の成長と共に価値が増すとも言えます。
自然素材は美しさを提供しますが、健康住宅を作るには温熱環境の改善も重要です。
自然素材の魅力を活かしながら、快適な住環境を整えることが本当の健康住宅の条件ではないでしょうか。
自然素材は間違いなく素晴らしい要素ですが、その他の側面も考慮し、バランスを取ることが大切です。