建設業の変化
建設業界は古くは「3K(きつい・汚い・危険)」と敬遠されてきましたが、近年では女性も働きやすい環境を目指す企業が増加しています。国土交通省のi-constructionなどICT技術の進歩により、建設現場も大きく変化してきた部分もあります。今回は、そんな建設業について、建築士という立場から見ていきす。
建設業における建築士の役割
建築士の役割は室内で設計図を描く人という印象を受けるかと思いますが、おおむね正解です。ですが、図面通りに工事が行われているかどうかチェックする、工事監理も担当し、工事現場にも足を運ぶことが多いです。
建設業の変化(働き方改革)
昨今の働き方改革は建設業界にも浸透してきています。以前は建設業界は週休1日が多かったですが、国土交通省と経団連も週休2日制を推進。実際に週休2日としている建設会社もありました。納期が第一と考えられる建設業界ですが、働きやすさも徐々に考えられて行っているように感じます。
建設業の変化(ICT化)
ICT化も進展し、ドローン測量やデジタル掲示板、スマホアプリを活用した工程管理などが多くの現場で行われていて驚いています。一部の現場ではロボット作業も。
建設業の変化(女性)
最後に女性労働者が増加しているように感じます。国土交通省調査の「建設業における女性の活躍推進に関する取組実態調査」によれば、女性の割合は10%弱。女性用のトイレや休憩室など施設も整備され、体感的にもう少しいるように感じる現場もあります。狭い場所や細かい作業などで活躍する場面も多いようです。
まとめ
3Kイメージからの脱却が進む中、建設業界は変化の兆し。成り手不足を解消し、志す人材が増えることが期待されます。