間取り図の表記を覚えよう
新しい家を作る時には、まず「間取り図」という図面を作ります。
この図面は、自分たちがどんなイメージの家にしたいかを形にするもので、とても楽しいですよね。
間取り図にはたくさんの記号が書かれています。
その中には部屋の名前も書かれていて、キッチンやダイニングキッチン、リビングダイニングキッチンなどがあります。
また、KやDK、LDKといったアルファベットの略語で書かれていることもあります。
ただアルファベットだけで書かれていると、何の意味かよくわからないこともありますよね。
今回は間取り図で使われる記号の意味と使い方について、分かりやすく説明したいと思います。
【間取り図に記号表記を使う理由】
新しい家の図面では、部屋の形や大きさを正確に描くために、特別な文字や記号を使っています。図面は1/50または1/100の縮尺で描かれていることが多いです。
図面にはアルファベットの文字が使われているのは、部屋の名前を短くするためです。長い名前だと文字が他の部屋にはみ出してしまい、図面がわかりにくくなってしまいます。だから、見やすくするために特別な文字や記号が使われているのです。
間取り図は理解しにくいことがありますが、トラブルを避けるためには設計士や担当者に確認することが大切です。自分でも図面の文字の意味を知っておくと、間取り図がわかりやすくなりますよ。
【間取り図表記一覧】
・K: キッチン。キッチンの略です。
・DK: ダイニングキッチン。ダイニングとキッチンが一緒になっている間取りを表します。
・LDK: リビングダイニングキッチン。リビングとダイニングキッチンが一緒になっている間取りを表します。
・CL: クローゼット。各部屋によくある収納スペースです。
・WIC: ウォークインクローゼット。長い日本語表記を省略して『WIC』と表します。
・W: 洗濯機置き場。時々『洗』と表記されます。
・R: 冷蔵庫置き場。時々『冷』と表記されます。
・SC・SIC: シューズクローク・シューズインクローク。玄関に付属した靴の収納スペースです。
・BR: ベッドルーム。ベッドルームの頭文字を取った略語です。
・ENT: エントランス。『Entrance(エントランス)』を短く表記します。
・WC: トイレ。公衆トイレでも使用されています。
・UB: ユニットバス。浴室を表します。カスタムメイドのお風呂場はBR『バスルーム』と表記されます。
・Balcony: バルコニー。そのままバルコニーです。
・PS: パイプスペース。配管スペースを表します。2階のトイレや洗面所の排水パイプや給水に必要なスペースです。
・AC: エアコン。エアコンの略です。
間取り図には様々な略語や記号がありますが、見たことがあるものもないものもあるかもしれません。さらに、部屋の名前以外にもたくさんの文字や寸法の記載がされています。
しかし、一番大切なのはお施主様が分かりやすいことです。全ての記号を覚える必要はありません。今回紹介した記号を参考にして、打ち合わせの際にお役立てください。