自分らしい暮らしを彩るインテリアスタイルのお話 ‐カーテン編‐
インテリアコーディネーターの石塚です。今回はカーテンについてお話します。
カーテン選びは生地やスタイルなどバリエーションが豊富で、頭を悩まされる方も多いのではないでしょうか。
ご新築や模様替えの際に窓まわりのテキスタイルを変えることで、お部屋の雰囲気が一新するので、手軽にできる方法としておすすめです。
参考までに、機能性、スタイル、色、素材の選び方についてご紹介します。
まず、機能性には以下のようなものがあります。
・遮光 光を遮り、室内を暗くする機能
・遮熱 熱を遮り、冷暖房効率を高める機能
・UVカット 紫外線をカットする機能
・遮像 外からの視線を遮る機能
・防炎 炎が燃え広がることを防ぐ機能
・ウォッシャブル ご家庭で洗える生地を使用
・遮音 音を遮る機能
・消臭 匂いを分解させる機能
・防汚 汚れが付きにくく、落ちやすい機能
・抗菌 菌の増殖を抑える機能
次に、スタイルについて。
スタイルは窓の使い方によって決まり、掃き出し窓なら開閉が簡単なもの、日差しを遮り通風をするならプラインド、景色を見せてスッキリとさせたいのであればロールスクリーンなど、使用目的に応じてスタイルを考えると良いですね。
最後に、色や素材の選び方について。
まずは、各ブランドのコーディネート集でイメージを膨らませると良いです。
色の合わせ方のコツとしては、
・壁などのベースの色に合わせる
・ソファなどの家具と合わせる
この2つがまとまりのある印象を作りやすいです。
ソファや小物との色の合わせ方として、色相環という色のスケールを参考にしてみましょう。
無彩色の白、黒、グレーはどんな色とも合わせやすく、明るさや鮮やかさを変えた同系色で配色するのも良い方法です。また、色相環を活用した配色方法もあります。同系色で素材や柄を変えてみるのも良いでしょう。
また色相環で隣同士に位置する色は類似色で、まとまりやすい配色です。
そして高度なテクニックとして、色相環で反対の場所に位置する色を使う方法があります。
反対色配色といってメリハリが出て、色を引き立てる効果があります。
考え出すと難しく感じるかもしれませんが、お部屋のイメージを持って楽しみながら選ぶと良いでしょう。