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COLUMN住まいのコラム
木の家の魅力再発見!木の効果を知り 適材適所で活用しよう
幅広い世代が関心を寄せる「木の家」。木にはさまざまな効果や作用があります。
今回は「人への効果」について、1級建築士の大類裕幸さんに聞きました。
◎心も体もリラックス
木の家に入ると木の香りに包まれ、何となく気持ちが落ち着きます。これはスギやヒノキなどの針葉樹の匂いと大きく関係していると言われています。スギ材が発する匂いがストレスを抑制したとの報告があり、血圧を下げるリラックス効果も期待されています。また、ストレスが軽減すると免疫細胞の働きが向上すると考えられます。木の匂い成分によるウイルス感染の予防効果も期待されていますが、今後の研究が待たれます。
◎あたたかなイメージ
建物の内外装に木材を使うと、「あたたかなイメージ」など良好な印象を与えることが明らかになっています。また、木材が使われた内装には「快適」など良い印象を与えるという報告もあります。
◎質の高い睡眠
木材のリラックス効果で深い睡眠時間が長くなる傾向が確認されています。また、良質な睡眠は日中の作業効率も高めることも確認されています。
◎心地良い触り心地
木材は内部に隙間が多くあるので、熱を伝えにくい特徴があります。鉄やガラスと異なりあまり冷たさを感じにくいため、木材への接触は生理的ストレスを生じさせにくいという報告もあります。これらのことから、素足で歩く床の素材には無垢(むく)材を使うことをお勧めします。
ほかにも木材の健康効果はいろいろありますが、使用部分への材質による向き不向きなどもあるので、家づくりの際の木材選びは建築士など木の専門家に相談しましょう。
取材協力 (株)けんちく工房邑
つくば市沼崎855 029-847-9930
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