COLUMN住まいのコラム

家づくりをはじめる前に、まず考えること

イエタッタ編集部
2019.10.28

これから家づくりをお考えの方は、まず何から始めて良いかわかりますか?

 

雑誌を買う。

インターネットで調べる。

内見会や展示場に行ってみる。

 

このどれかに取り組むことが多いのではないでしょうか。

しかしどれに取り組んでも、スムーズに話が進まないのが実情です。

その原因は、どんな暮らしが良いかわからず、住宅会社を選ぶものさしが無いからです。

ものさしが無ければ良いも悪いも測れません。

例えば内見会に何となく行ってみたとしましょう。

 

奥 様「私は1件目が、なんとなくLDKの雰囲気が良かった」

旦那様「僕は2件目の営業マンの雰囲気が良かった」

奥 様「3件目は、うーんどんな家だっけ?」

旦那様「あれ?営業マンの雰囲気が良かったのが3件目で、2件目が覚えてないんだっけ?」

 

このようになんとなくの印象で、曖昧な記憶が蓄積していくことが多くなってしまいます。

雑誌、インターネット、内見会よりも、まず家族でどんな暮らしがしたいか話し合ってみましょう。

その際、有限なお金と時間をどう配分するかイメージするのがポイントです。

 

通勤時間が長くなるけど、少し離れた安い土地で高性能な住まいをつくりたい。

②利便性の高い都市部に住みたいので、土地にお金をかけて住まいはコンパクトでリーズナブルなもにする。

③毎年家族で海外旅行に行きたいから、住まいはとにかくリーズナブルに抑えたい。

 

どれもお金と時間をどう分配するか、バランスが異なるのがおわかりでしょうか。

例えば①であれば、通勤時間は長くなって、毎日の消費時間が増える代わりに、土地代が安くなり、その余力を住まいの性能アップに投資できて、快適な暮らしができます。

③であれば、日々の暮らしは質素倹約にして、とにかく旅行にお金を投資する考え方です。

このようにどんな暮らし方で、どんな人生を歩んでいくか家族で価値観を合わせることで、どんな住まいが自分たちに合うかはじめて判断できます。

この価値観があれば、雑誌やインターネット、内見会でその住宅会社が自分たちに合うのか判断できるようになり、スムーズに家づくりを進めることができます。

 

家づくりをこれから考えるご家族、また既に考えているけど迷っているご家族は、暮らし方について考えてみてください。

きっとそこに悩みの答えがあります。

 

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